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アメリカ視察旅行で学んだパンダスタジオ秋葉原(本店)の改善点(案)

アメリカ視察旅行で学んだパンダスタジオ秋葉原(本店)の改善点(案)メモ

シアトルで書いている途中で搭乗時間になりアップロードできなかった文章をアップしておきます。アメリカ(ロサンゼルス、ハイウッド)で視察をした結果、パンダスタジオ本店をどのように改善すべきかメモをしたものがありますので、公開しておきます。

1.オールインワン・パッケージという発想

スタジオ単体、箱貸しというだけでは、競争に勝ち抜くことができない。箱と機材は、ある程度の金額を投資すれば、どこのスタジオも近似してくることが用意に予想される。高いスキルや、蓄積したノウハウで、製品そのもののプロモーション、番組のプロモーション、効果測定も含めた総合サービスの提供が必要。出版物、テレビ、ラジオなどのメディアとの連携も視野に入れつつ、ネット上の生中継ならではのノウハウを蓄積し、1スタジオで、それらに必要なノウハウを提供する必要がある。今後、箱のみを貸出て低価格化していくスタジオと、総合力で大きな仕事を担当していく総合的サービスを提供していくスタジオに2分化されていく。

2.トータルのスタジオシステム

タリーランプ、インカム、プロンプター、トークバック、デジタルミキサー、編集機、カラーグレーディング、ストレージ、プロジェクター、ジブ、スライダーそれにスタジオセット、出演者のメイクしす、控室など、ワンパッケージに必要な機材で不足しているものがある。機材ごとに見積もりをだすのではなく、番組の内容に合わせて必要なものがすぐ提供できるように、スタジオに常備しておかなければならない。特に日本のスタジオでは、特機いわれるカメラ周辺機器が非常に弱いと感じる。番組の演出上、番組制作上の選択肢を広げる上でも、それらが常備されたスタジオが必須である。

 

3.スタジオとして提供する機能の範囲の広さ

1.のワンパッケージとの関連もあるが、編集室、カラーコレ、ナレーションブースなど、それぞれ単体としてもプロレベルのものが1つにスタジオに用意されている必要がある。また、後回しにされがちがだ、控室、メイク室、ロビー(エントランス)、工作台(照明機材やケーブル関連の工作がメイン)など、スタジオの箱以外の付帯施設の重要性が、スタジオ利用の選択を分ける大きな要素になる。ロビー、控室、エントランスなどは、番組そのものには映らない部分であっても、出演者が大物になる大型番組になればなるほど、非常に重要な役割を果たすがめに、インテリアや部屋のアクセサリー、そして椅子などに細心の注意を払ってスタジオを構築する必要がある。

4.多様な運用形態への対応 クロマキー+スタジオセットという発想

スタジオでオープン番組のために、ガラス張り壁面の前に、ロビーの準備。観客を入れてロビーで番組をすることができるスタジオが多かった。ガラス壁面に、グレー、ブラック、グリーン、ブルーなどの布(カーテン)で用途に応じてスタジオのバックグランドを変更できるような工夫がされており、1つのスタジオを多様とに利用出来る工夫がされていました。照明は、DMXコントローラーで調光できるものもありましたが、多用途な用途から、毎回手作業で照明を調整する作業をしているスタジオが多く、調整、電力の負担の小さなLED以外の照明を使っているスタジオはありません。費用をかけず、1つのスタジオを多用途に使える工夫は取り入れなければならない点です。

5.照明機材の工夫と威力

スタジオ全体は、黒塗りの箱が多く収録時も全体に暗い。照明設計がしっかり出来ており、出演者の位置に合わせて、スポット的に照明が入れられたり、調整ができるようになっていた。また、全体が暗いために、倉庫を改装したような古い古い箱であっても、収録時に暗い部分、スポットの当たっていない部分については、気にならない。日本では天井まで綺麗に工事をすることが多いが、カメラで映さない部分と、カメラを向ける部分の違い、メリハリが大きかった。また、照明機材を常時調整するための作業台(工作台)がスタジオに設置されており、照明に力を入れているスタジオが多い。

5.高画質化への真摯な取り組み

当然のことながら、HD、16:9の撮影のみであり、SDによる撮影はされていなかったが、どのスタジオもIP(インターネット)への配信をするためには、ちょっとオーバースペックとも思われる高価なカメラを導入されているところが多かった。もちろんカメラ、レンズ、センサー以上の撮影はできないのは当然のことであることは間違いないが、競争が激しいHOLLYWOOD、ロサンゼルスのスタジオは、スタンダードで利用されているカメラもレベルが高い。DSLRのようなレンズ交換可能なデジタル一眼レフは導入されていることは皆無で、ソニー、パナソニックなどのビデオカメラの導入が多かった。

6.IPベースという発想を中心に

ケーブルテレビ局が多数あるもののTriCaster利用のスタジオを見学で回ったためか、IPベース、インターネット(だけで)配信しているスタジオが多かった。IPベースで配信をするために、ライブチャットのシステムを独自構築していたり、出演者にライブチャットの内容を見せるための通常のスタジオではない、仕組みが用意されていた。ライブチャットによる質問を受けられるメリットを説明されることが多く、出演者、番組出演側と、ユーザー、視聴者とのコミュニケーションを重視した番組の需要性を説明されることが多かった。

7.特機の導入

電動レール、リモートシステム、小型ジブ(クレーン)など、映画の特機とはことなる小型の特機を非常にうまく組み合わせて、必要とされるものがすぐ利用できるような工夫がされており、8カメ配信で、スタジオ内スタッフが2名、配信、スイッチングオペレータが1名という大変少人数で多彩な画が撮影できるような工夫がされていた。日本のスタジオでは小型クレーンが導入されることは少ないが、クレーン1つで出来上がる画が全くことなる。アメリカで学んできた特機関連は輸入するなどして、1式必要なものを全部揃え、運用のノウハウを早期に蓄積することが必要だと強く感じた。

8.人材育成の仕組みづくり

どのスタジオスタッフも映像・動画に関するノウハウをしっかり持っており、スキルの高さを感じる。高校時代からメディアに関する授業があり、プロと同じワークフローや機材で、実務に近い環境で学ぶことができるようになっている。素晴らしい環境、カリキュラムによる人材の育成があってこそ、インフラ、機材を使いこなし、次々と新しい番組が生みだすことができる。人材育成面での遅れは、深刻で時間がかかるために、早期に取り組みをはじめなければ、機材やインフラを整えたとしても、機材の持ち腐れで、先に進むことができなくなるだろう。人材育成の整備、パンダスタジオアカデミ(ユニバーシティ)の充実を計画しなければならない。

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担当:西村正宏(にしむら まさひろ)

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